寛ぎを、暮らしの真ん中に

旅先で出会った、あのやさしい空気を、日常に。
ご夫婦が心惹かれたのは、静かに包み込むようなあのホテルの寛ぎ。
その雰囲気を、丁寧に住まいへと落とし込みました。

一日の終わりをそっと受け止め、
また新しい朝を迎える場所として設えた、静かな寝室。
窓の向こうにそよぐ中庭の木が、暮らしの時間を穏やかに彩ります。

やわらかな灯りと木目に包まれたバスルームでは、
ただ湯に浸かる以上の、心まで解きほぐすような時間が流れていきます。
ガラス越しの景色が、今日の疲れにそっと寄り添ってくれるようです。

ホテルのような上質さと、暮らしへのやさしい工夫。
洗濯動線や収納にも細やかな配慮を重ね、
日々の営みが自然と整うように設計されています。

静けさの中に、確かな心地よさが息づく、
そんなお家ができあがりました。

好きと、ともに育つ家

「こんな暮らしができたら」
そんな想いを胸に、たくさんの素敵なアイデアを集めながら、
丁寧に描いていったお家づくり。

キッチンは、奥様のこだわりが詰まった特別な場所。
リビングから見える側は、無機質で上質なモールテックス。
内側は、あたたかみのある木の仕上げに。
異なる質感を重ねたことで、空間にさりげない奥行きが生まれました。

土間とゆるやかにつながる、シャッター付きの作業スペース。
キャンプや釣りの道具と向き合う、ご主人様の大切な空間です。
OSB合板を使った壁は、自由に棚を取り付けて使い込んでいける“余白”として残されています。

照明のスイッチ、飾り棚、手洗い器の色味まで。
一つひとつ、ふたりで選んだものが、
やがて「この家らしさ」になっていきます。

暮らしの真ん中にあるのは、好きなものに囲まれた日常。
そしてこのお家には、畑やサウナなど、これからの“楽しみ”をそっと仕込んだ場所も。
変わっていくことも、家族のかたちとして、楽しめるように。

好きと、ともに育つ家。
そんなふたりの暮らしが、ここからはじまります。

趣味も、日常も、心地よくつながる家

通りに面して、そっと佇むグレーの外観。
一見すると静かな印象のこのお家には、ご家族それぞれの“好き”が、丁寧にちりばめられています。

たとえば、1階のガレージ。
車3台をゆったりと停められるだけでなく、スポットライトに照らされて、まるでショールームのよう。
大切な愛車を眺めながら過ごす時間も、このお家の暮らしの一部です。

室内に入ると、やわらかな光に包まれたLDKが広がります。
モノトーンをベースに、天井の木のあたたかさと、さりげないシルバーのアクセント。
まるでレストランのように洗練されながらも、ふと肩の力が抜けるような、そんな心地よさがここにはあります。

奥様が選ばれたのは、収納力たっぷりのカップボード。
冷蔵庫もすっきりと納まり、道具の居場所が決まっているからこそ、料理の時間も自然と整っていきます。

LDKの奥には、まるでホテルのラウンジのようなインナーテラス。
外の風を感じながら、お茶を楽しんだり、気軽にBBQをしたり。
天気に左右されない安心感がありながら、開放感もたっぷりの、特別な“もうひと部屋”です。

防音仕様で音を気にせず過ごせる、ご主人様の書斎も、この家の大切な居場所のひとつ。
好きな映画の世界に、ただひたすら、心をゆだねられる空間です。

そして、リビングの一角には、ご家族の気配を感じながら使えるワークスペースも。
日常の中で、そっとオンとオフを切り替えられる設計になっています。

それぞれの“好き”と“心地よさ”を、無理なく、自然に叶えること。
この家には、そのすべてが、さりげなく息づいています。

暮らしが自然と整う、1階完結が叶う家

玄関の扉を開けると、まず目に飛び込んでくるのは、
間接照明に照らされたグレーのアクセントウォール。
木の温もりと静かな陰影が、この家のやさしい空気をそっと伝えてくれます。

そんな玄関を抜けると、暮らしの中心となるLDKへ。
この住まいは、お施主様の「1階で暮らしを完結させたい」という想いから生まれました。

LDKと水まわりを1フロアにまとめ、浴室・洗面・トイレは一直線に。
動きやすく、迷いのない動線が、毎日の家事をスムーズに。
また、水まわりがリビングから見えにくいように、目隠し壁や引き戸でさりげなく視線を調整。
気持ちよく整った空間で、自然と動きも整っていきます。

ダイニングとつながる対面キッチンは、
日々の支度も、会話も、心地よくつないでくれます。
背面には大容量の収納を備え、使いやすさとすっきり感を両立させました。

暮らしの中で、ものの居場所が自然に決まっていくように。
シューズクローゼット、リビング収納、脱衣室の棚、2階にはファミリークローゼットや廊下収納まで、
空間のあちこちに、ほどよく“片付く仕組み”が散りばめられています。

日々の動きに寄り添って、住まいが整っていく。
そんな“暮らしやすさのかたち”を大切にしたお家です。

陽だまりに集う、かぞくのかたち

家族が集う場所は、ゆったりと。
そんな想いから、お風呂や洗面は2階に配置しました。
1階には自然と人が集まる、ひらけたLDKをつくりました。

大きな窓の向こうに広がるのは、ウッドフェンスに囲まれた小さな庭。
わんちゃんと過ごす、穏やかな時間が流れます。

階段は、光を取り込む鉄骨階段。
やわらかな陽の光が、時間とともに表情を変えて、リビングの空気をふんわりと包みこみます。

しまいたいものが、ちゃんとしまえるように。
ベビーカーやゴルフバッグの入るシューズクローク。
家族みんなで使えるファミリークローゼット。
冷蔵庫を隠したキッチン収納まで、
日々の“片付く”が、無理なく、気持ちよく続くような配慮も。

2階の洗面室には、乾太くんも。
洗う・干す・しまうがその場で完結する動線が、家事の流れをすっと整えてくれます。

「おかえり」も「おはよう」も、ひとつ屋根の下で、心地よく行き交う場所。
そんなお家ができあがりました。