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水害に強い家って?家庭でも水害対策を実施しよう!

2023/11/01

目次

家庭で実践できる水害対策

水害から家族を守る家の構造

まとめ

集中豪雨や台風など、日本は自然災害の多い国です。

河川の氾濫などの水害が生じると、住宅内の床下浸水・床上浸水などの被害を受ける可能性があります。

 

自然災害に備えて、家庭でも対策をしておきましょう。

また、水害から家族を守る家の構造についても知っておきましょう。

ここでは、家庭でできる対策と水害から家族を守る構造について解説します。

家庭で実践できる水害対策

土のうと止水板で雨水と泥の侵入を防ぐ

土のうとは、麻や化学繊維で作った袋の中に土や砂を詰めて、一時的な遮蔽物を作る資材のことです。

水害が発生した時の浸水対策だけでなく、工事現場での土砂の遮蔽、仮設テントを安定させるおもりとしても使われます。

土のうを家の周りに積むことで、家の中に雨水や泥が侵入するのを防ぐことができます。



止水板とは、豪雨や災害時に建物内に水が侵入するのを防ぐために使う建材のことです。

防災用品としての止水板と土木建築材料としての止水板の2種類があり、災害時に使えるのは防災用品としての止水板です。

土のうよりも軽くて薄いため、力のない人でも土のうよりは扱いやすいでしょう。

最近では家庭用の止水板も販売されているため、もしもの時のために備えておくとよいですね。

 

排水溝逆流浸水を予防する

排水溝逆流浸水とは、排水処理が追いつかなくなり家庭内の風呂場やトイレ、洗濯機などの排水溝から下水が逆流する現象のことです。

これは、排水口にゴミが詰まった状態になっていると発生する確率が高まります。

日ごろからこまめに排水溝を掃除する習慣をつけておきましょう。


ハザードマップで避難場所と避難ルートを確認する

ハザードマップとは、災害が発生した時に危険と予想される場所や災害の避難場所などを地図にまとめたものです。

自然災害が起きた時に備えて、普段から自宅付近の避難場所や避難ルートを確認しておくようにしましょう。

水害から家族を守る家の構造

水害に強い家を建てるためには、どんな構造にするのが良いのでしょうか。

水害から家族を守る家の構造について解説します。

 

床上浸水予防のために盛土・高基礎にしておく

盛土とは、土を盛って敷地全体を高く造成することです。

高基礎とは、一般の基礎よりも立ち上がり部の天端を高くすることです。

 

この盛土や高基礎にすることで、床上浸水がしにくくなります。

工事には高い費用がかかりますが、災害から家を守るためにはおすすめです。

ハザードマップの危険地域内の土地で新築を建てるのであれば、助成金を出してくれる自治体もあります。

この機会に自治体の助成金制度を確認してみましょう。

 

2階以上に居住スペースを作るピロティ構造にする

ピロティ構造とは、1階部分を柱だけの空間にして居住スペースを2階以上に建てる構造のことです。

1階部分を駐車場にしたり、バーベキューや子どもの遊び場として使うことができます。

1階部分に居住スペースを設けないでおけば、水害が起きても2階以上の居住部分は被害が受けにくくなります。

まとめ

自然災害はいつ発生するかわかりません。

そして、被害を受けるリスクは誰にでもあります。

少しでも被害を最小限にするためにも常日頃から災害対策をしておくことはとても重要です。

家づくり計画をする際には、自然災害も考慮して家族が安心して過ごせる家を建てましょう。

 

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