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キッチンもバリアフリーに!車椅子でも調理を楽しめるキッチンを作るポイント
2024/04/13
近年、住宅にもバリアフリーを取り入れるご家庭が増えています。
中でもキッチンをバリアフリー化する場合においては、様々な点で工夫をこらすことでより快適なキッチンを実現できます。
車椅子でもキッチンが使えるようになると、車椅子ユーザーは自分でできることへの喜びが増え、家族もサポートの時間を減らして自分のためにあてられる時間を増やすことができます。
今回は、バリアフリーキッチンを作るうえでのポイントを解説します。
車椅子ユーザーの方のように座った状態でも作業ができるキッチンを「バリアフリーキッチン」といいます。
バリアフリーキッチンをつくるポイントはいくつかあります。
例えば、車椅子でも使いやすいようにカウンタートップを低くする、キッチンカウンター下に膝を入れる空間を作る、等です。
車椅子が入っても邪魔にならないように収納は作らず、配管パイプも端に寄せると良いでしょう。
中にはキッチンカウンターの高さを自在に変えられる物もあるので、その場合は立ち作業も座り作業もどちらも可能になります。
つまり、車椅子ユーザーだけでなく、車椅子を使わない家族もキッチンを自由に使えるということです。
さらにスイッチを手の届くところにまとめることで、立ち上がる必要もなく操作できるようになり、より便利になるでしょう。
吊り戸棚も高さを調整し上端150cm程度にすれば、車椅子でも使いやすくなりますよ。
車椅子の方でも使いやすいキッチンにするなら、アイランドキッチンや壁付のI型キッチンが適しています。
片側の壁に付けたペニンシュラキッチンはおしゃれですが、車椅子ユーザーの方でも使いやすいように方向転換できる幅を確保しなければならず、キッチンスペースでかなりの面積を必要とします。
そのため、ダイニングやリビングが少し狭くなってしまう可能性もあるでしょう。
アイランドキッチンや壁付のI型キッチンならその心配はありませんし、特にアイランドキッチンならキッチン周りをぐるっと回ることができるので、車椅子でもスムーズに移動ができます。
また、料理はできたらダイニングへ運ぶ作業があります。
配膳や片付けなど、車椅子のままでも負担なく使えるように間取りや動線も検討しましょう。
住宅のバリアフリーを充実させるのは簡単ではありません。
建売住宅やマンションの場合、車椅子ユーザーが生活しにくいと感じることがあるでしょう。
注文住宅であれば、バリアフリーキッチンの間取りもプロに相談しながら設計できます。
車椅子の人でも生活しやすい家づくりを目指すなら、家づくりのプロに相談することをおすすめします。
リアライズでは家づくりに関するどんな小さなお悩み事や相談事でも、ご質問受付・対応しております。
いつでもお気軽にご相談ください!
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