close

blog

【設計打ち合わせ1回目】S様邸ー整然と並んだ希望の、その奥へ

2025/09/18

こんにちは、REALIZEです。

先日、S様との設計打ち合わせ1回目を行いました。
ご契約後はじめての打ち合わせということで、
これまでにまとめてくださっていたご要望やイメージをもとに、
これからどんな暮らしを描いていくかを、一緒に確認していく時間となりました。

▷言葉で整理された希望、図面で再構築していくプロセス
お持ちいただいたご要望には、性能、動線、素材、寸法、設備──
住まいのあらゆる要素に対して、丁寧に整理されたご希望が並んでいました。

それぞれの言葉の奥にある暮らしの風景や優先順位に耳を澄ませながら、
建築家との対話を通して、それらを空間に置き換えていく。
その最初の一歩となる打ち合わせでした。

▷“選ばれている理由”を、空間に置きかえる設計へ
打ち合わせのなかで交わされたご要望のひとつひとつは、
単なる条件の列挙ではなく、
その奥にある暮らしの整え方や、過ごし方への意識が静かに息づいていました。

たとえば「収納が欲しい」という一文も、
建築家との対話を通して丁寧に掘り下げていくことで、
単に“ものを収める場所”ではなく、
動線や使い方、空間全体の流れを整えるための選択だったことが見えてきました。

今回は、ご要望が比較的明確だったこともあり、
お施主様の価値観に触れるプロセスはとても自然なものでしたが、
たとえ言葉にしきれないイメージであっても、
建築家のヒアリングを通じて、その本質は少しずつ輪郭を持ちはじめます。

言葉の先にある感覚を、空間へと翻訳していく。
そんな設計の入り口となる打ち合わせでした。

▷次回に向けて
今回の対話をもとに、次回は最初のプランをご提案させていただく予定です。

条件が整っているからこそ、
そこに「どんな間が必要か」「どんな余白が心地よいか」を見極めながら、
住まい全体の構成をかたちにしていきます。

ひとつひとつの希望が、空間として自然につながるように。
これから、少しずつ設計が動き始めます。
お問い合わせ

CONTACT