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【施主検査】K様邸ー“暮らしの舞台”を、最後に整える

2025/09/25

▷ 目で、手で、空間をたしかめる時間
完成した住まいに、ご家族で足を運んでいただいたこの日。
図面や模型で描いてきた空間が、ようやく現実として立ち現れました。

上棟式の際には、照明やコンセントの位置、収納の寸法など、
暮らしにまつわる要素を、実際に歩きながらひとつずつ確かめてきました。

今回はその続きを、より細やかな目線で。
建具の納まりや壁の仕上がり、設備の動きなど──
暮らし始めてから気づくような、小さな違和感に静かに目を向けていきます。

▷ 小さな違和感を見逃さないということ
壁紙の合わせ目、コーキングの端の処理、引き戸の引っかかり──
図面には書かれていなかった細部を、実際に目で見て確かめていく時間。

ご家族には空間を歩きながら、気になる箇所にそっとマスキングテープを添えていただき、
その都度、現場監督とともに確認を進めていきました。

手に触れて、見て、気づいたことをその場で伝え合う。
それはまるで、これから始まる日々の暮らしに向けて、
最後に静かに整えていく“共同作業”のような時間でもありました。

▷ 空間が、暮らしへと静かにつながっていく
この住まいに立ち現れているのは、
図面だけでは伝えきれなかった素材の質感や、空気の温度。

打ち合わせの中で選び取ってきたものが、
実際の空間に重なり合いながら、
“生活の風景”へと結ばれていく感覚が、そこにありました。

▷ この住まいが、暮らしの場になるまで
今回お伝えいただいた気になる点の修繕を終えれば、いよいよお引き渡し。
暮らしの準備は、もうほとんど整いました。

この場所で始まる日常が、
穏やかに息づいていくことを願いながら──
最後の仕上げへと、静かに歩を進めていきます。
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