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【設計打ち合わせ3回目】M様邸―空間の輪郭を、静かにととのえる最終回

2025/10/14

▷空間が、暮らしの輪郭を帯びていく
この日は、建築家の先生との最終打ち合わせでした。
大きなプラン修正もなく、
これまで描いてきた住まいのかたちを再確認しながら、
色や素材といった“質感の輪郭”を整えていく時間となりました。

▷ 図面の中の暮らしを、最終確認する
まずは、これまで積み重ねてきたプランの最終確認から。
動線の流れ、空間のつながり、視線の抜け──
図面と模型を前に、ご家族と建築家とで、暮らしのイメージをひとつずつ重ねていきました。

「このかたちで進めましょう」
そんな言葉が交わされるとき、
これまで積み重ねてきた打ち合わせの時間が、
静かにひとつのかたちとして結ばれていくようでした。

▷ 外壁の色を、風景の中で思い描く
続いては、外壁の色選び。
模型とサンプルを見比べながら、
光の当たり方や、植栽とのなじみ方もふまえて検討していきます。

わずかな色の違いが、家の印象を大きく左右するからこそ、
その佇まいが風景の中でどう映るのかを、
静かに思い描きながらの選定となりました。

▷ フローリングを、空間の中でたしかめる
最後に検討したのは、フローリング。
事務所に実際に貼り分けられた3種類を見ながら、
室内に入る光の映り方や、置きたい家具との調和もふまえて、
どの色味がこの住まいに合うかを確認しました。

目の前の素材を見比べながら、
図面では見えてこなかった空間の雰囲気が、
少しずつかたちを持って立ち上がっていきます。

▷ 設計から、工事へ
これですべての設計打ち合わせが完了し、
住まいづくりはいよいよ、かたちにしていく段階へ。

紙の上で描いてきた“暮らしの設計図”が、
静かに、けれど確かに、現実へと歩みを進めていきます。
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