【設計2回目】S様邸―“こう暮らしたい”を、空間として初めて目にする日
▷ 建築家からのファーストプラン提示
この日は、建築家の先生から初回プランのご提示。
模型と図面を通して、住まいの全体像が初めて立ち上がる時間となりました。
前回のヒアリングでは、
「自然災害に強く、快適に暮らせること」
「家事が楽になる動線や配置」
「プライバシーに配慮された平屋での暮らし」など、
ご家族が思い描かれている理想の住まいについて、じっくりお伺いしていました。
▷ 暮らしの“リズム”に沿った提案
建築家から提示された住まいは、暮らしの動きに寄り添った構成。
室内での移動や、日々の家事の流れが自然につながっていくような、無理のない導線計画がなされています。
また、どの空間も閉じすぎず、開きすぎず、
ご家族がそれぞれの時間を持ちながらも、ほどよくつながっていられるような距離感が考えられているように感じました。
▷ ご要望の“奥にある思い”をすくいあげるように
たとえば、収納計画や水まわりの配置など、「こうしてほしい」というリストの奥にある、
「なぜそうしたいのか」という背景まで前回のヒアリングでしっかりとくみ取りながら、空間が構成されているという印象でした。
丁寧なヒアリングの積み重ねが、こうして“かたち”となってあらわれたような
そんな設計の入り口らしい、静かな手応えのある一日となりました。