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地震に強い家とは?耐震等級3の重要性と後悔しない家づくりの全知識
2026/01/30
最近、各地で地震のニュースを耳にするたび、ご自身の家は大丈夫だろうかと不安に感じていませんか。
「地震に強い家」が大切なのは分かっていても、何から調べれば良いのか分からない方も多いでしょう。
この記事を読めば、その漠然とした不安が、家族を守るための具体的な知識へと変わります。
耐震等級という国の基準から、新築やリフォームで後悔しないためのポイント、さらには科学的なデータに基づいた本当に安全な家の見極め方まで、専門家が分かりやすく解説します。
この記事が、あなたとご家族の未来を守る、揺るぎない住まいづくりの第一歩となるはずです。

地震対策を考える上で、まず押さえておきたい基本的な知識が3つあります。
これらの言葉の意味を正しく理解することが、安全な家づくりのスタートラインです。
専門用語も出てきますが、ここでは誰にでも分かるように解説しますのでご安心ください。
耐震等級とは、建物の地震に対する強さを表す、国が定めた客観的な指標です。
等級は1から3まであり、数字が大きいほど耐震性能が高くなります。
それぞれの等級がどのくらいの強さを持つのか、具体的に見ていきましょう。
| 等級 | 強度の目安 | 多く採用されている建物 |
|---|---|---|
| 耐震等級1 | 建築基準法で定められた最低限の耐震性能 | 一般的な住宅 |
| 耐震等級2 | 等級1の 1.25倍 の力に耐えられる | 学校や避難所などの公共施設 |
| 耐震等級3 | 等級1の 1.5倍 の力に耐えられる | 消防署や警察署など防災の拠点 |
耐震等級1は、震度6程度の地震で「即時に倒壊・崩壊しない」レベルです。
しかし、これはあくまで命を守るための最低限の基準であり、建物から避難できるための時間を稼げるためのもので、建物が損傷を受け、住み続けられなくなる可能性は十分にあります。
一方で、最高等級である耐震等級3は、防災の拠点となる消防署などと同じレベルの強度を誇ります。
万が一の大地震の後でも、大きな損傷なく住み続けられる可能性が高い、最も安心できる水準と言えるでしょう。
また、耐震等級の高さは、地震保険料の割引にも繋がります。
これは、性能が高い家ほど地震による損害リスクが低いと評価されるためです。
| 耐震等級 | 地震保険料の割引率 |
|---|---|
| 耐震等級1 | 10% |
| 耐震等級2 | 30% |
| 耐震等級3 | 50% |
このように、高い耐震等級を選ぶことは、安全性の確保だけでなく、長期的な経済的メリットにも繋がる賢明な選択なのです。
家の地震対策技術には、主に「耐震」「制震」「免震」の3つの考え方があります。
それぞれの特徴は大きく異なり、どれを選ぶかによって揺れ方やコストが変わってきます。
ご自身の予算や求める安心のレベルに合わせて、最適なものを選びましょう。
| 構造の種類 | 考え方 | メリット | デメリット | コスト |
|---|---|---|---|---|
| 耐震構造 | 強固な箱で耐える (建物を頑丈にして、地震の力に耐える) | – 比較的コストが安い – 多くの住宅で採用されている | – 揺れが直接伝わる – 家具の転倒リスクが高い – 繰り返しの地震でダメージが蓄積 | ◎ |
| 制震構造 | クッションで衝撃を弱める (装置が揺れのエネルギーを吸収する) | – 揺れを軽減できる – 繰り返しの地震に強い – 建物の損傷を抑える | – 耐震構造よりコストがかかる – 装置の設置スペースが必要 | ○ |
| 免震構造 | 宙に浮いて振動を感じなくする (建物と地面を切り離し、揺れを伝えない) | – 揺れを大幅に軽減できる – 家具の転倒がほぼない – 最も安全性が高い | – コストが非常に高い – 設置条件が限られる – 定期的なメンテナンスが必要 | △ |
最も一般的なのは「耐震構造」ですが、より高い安全性を求めるなら「制震」や「免震」の導入も有効です。
特に、最高等級の耐震等級3の住宅に制震装置を組み合わせることで、繰り返される余震にも強い、さらに安心な住まいを実現できます。
家の耐震性を考える上で、建てられた時期は非常に重要な要素です。
日本の建築基準法は、1981年(昭和56年)6月1日に大きく改正されました。
これより前の基準を「旧耐震基準」、以降の基準を「新耐震基準」と呼びます。
| 基準 | 期間 | 想定する地震 |
|---|---|---|
| 旧耐震基準 | ~1981年5月31日 | 震度5程度の地震で倒壊しない |
| 新耐震基準 | 1981年6月1日~ | 震度6強~7の地震で倒壊しない |
旧耐震基準の家は、震度5程度の揺れまでしか想定されていません。
そのため、震度6強以上の大地震では倒壊するリスクが非常に高いとされています 。
2026年現在で築46年以上経過している家は、旧耐震基準で建てられている可能性が高いです。
ご自宅の築年数が分からない場合は、登記簿謄本などで建築確認日を確認することをおすすめします。
もし旧耐震基準の家に住んでいる場合は、早急に耐震診断を受けることが重要です。

これから家を新築したり、建て替えたりする方にとって、耐震性は最も優先すべき項目の一つです。
設計段階でいくつかのポイントを押さえるだけで、家の安全性は格段に向上します。
ここでは、後悔しないために絶対に知っておくべき3つの鉄則をご紹介します。
地震に強い家は、その「形」に特徴があります。
理想的なのは、凹凸の少ない正方形や長方形のシンプルな総2階建ての家です。
複雑な形や大きな吹き抜け、壁の少ない開放的な間取りは、デザイン的には魅力的ですが、地震の揺れに対して弱点となることがあります。
家のプランを考える際は、デザイン性と耐震性のバランスを考慮することが大切です。
壁(耐力壁)をバランス良く配置することで、開放的な空間と高い耐震性を両立することも可能ですので、設計士とよく相談しましょう。
家の骨格となる「構造」と「工法」も、耐震性を大きく左右します。
日本の住宅で主に採用される構造には、木造、鉄骨造、鉄筋コンクリート(RC)造があります。
それぞれにメリット・デメリットがあるため、特徴を理解した上で選びましょう。
| 構造 | 主な工法 | メリット | デメリット |
|---|---|---|---|
| 木造 | – 在来軸組工法 – 2×4(ツーバイフォー)工法 | – 設計の自由度が高い – コストを抑えやすい – 調湿性が高い | – シロアリ対策が必要 – 職人の技術力に品質が左右されやすい |
| 鉄骨造 | – 重量鉄骨ラーメン構造 – 軽量鉄骨ブレース構造 | – 大空間や大きな窓を実現しやすい – 品質が安定している | – コストが高い – 結露対策が必要 – 木造に比べ揺れを感じやすい場合がある |
| RC造 | – ラーメン構造 – 壁式構造 | – 耐震性、耐火性、遮音性が非常に高い – 耐久性が高い | – コストが非常に高い – 結露しやすい – 間取りの変更が難し |
どの構造を選ぶにしても、最も重要なのは「構造計算」がきちんと行われているかです。
構造計算によって、その建物が地震や台風などの力に対して安全であることが科学的に証明されます。
この計算書を確認させてもらうことも、信頼できる会社を見極めるポイントの一つです。
どんなに頑丈な家を建てても、その家を支える「地盤」が弱ければ意味がありません。
家を建てる前には、必ず地盤調査を行い、土地の強さを正確に把握することが法律で義務付けられています。
調査の結果、地盤が弱いと判断された場合は、地盤改良工事が必要です。
地盤改良にはいくつかの工法があり、土地の状態によって最適な方法が選ばれます。
土地選びの段階から、ハザードマップなどでその土地の災害リスクを確認しておくことも重要です。
地盤の強さは、家の安全性を根底から支える大切な要素なのです。

今お住まいの家の耐震性に不安を感じている方も、決して諦める必要はありません。
適切な手順を踏むことで、現在の住まいの安全性を大きく向上させることが可能です。
ここでは、漠然とした不安を具体的な行動に変えるための3つのステップをご紹介します。
最初に行うべきは、専門家による「耐震診断」です。
これは、いわば家の健康診断のようなものです。
建築士などの専門家が、建物の基礎や壁、構造のバランス、経年劣化の状況などを詳しく調査し、現在の耐震性能を客観的に評価します。
多くの自治体では、耐震診断に対する補助金制度を設けています。
費用負担を軽減できる場合が多いため、まずはお住まいの市区町村の窓口に問い合わせてみましょう。
現状を正しく知ることが、効果的な対策への第一歩です。
耐震診断の結果、補強が必要と判断された場合は、「耐震補強工事」を行います。
工事の内容は、家の状態や弱点によって様々です。
どのような工事があるのか、知っておきましょう。
| 工事の種類 | 内容 |
|---|---|
| 壁の補強 | 筋交いや構造用合板を追加して壁を強くする |
| 基礎の補強 | ひび割れを補修したり、鉄筋コンクリートで基礎を補強する |
| 接合部の補強 | 柱と土台などを専用の金物でしっかりと固定する |
| 屋根の軽量化 | 重い瓦屋根を軽い金属屋根などに葺き替える |
耐震補強工事にも、自治体の補助金制度が利用できる場合があります。
リフォームなど他の工事と同時に行うことで、効率的に費用を抑えることも可能です。
複数の業者から見積もりを取り、工事内容と費用を比較検討することが大切です。
耐震補強工事には時間も費用もかかりますが、今すぐにでも始められる対策もあります。
地震による被害は、建物の倒壊だけでなく、家具の転倒や落下によっても引き起こされます。
家の中の安全対策を徹底することで、被害を最小限に抑えることができます。
これらの対策は、ホームセンターなどで手に入る道具で実践できます。
家族の命を守るために、できることから始めていきましょう。

「地震に強い」という言葉は、多くのハウスメーカーや工務店が使っています。
しかし、その言葉の重みは、客観的なデータや過去の災害における実績によって裏付けられて初めて意味を持ちます。
ここでは、言葉だけの安心ではなく、科学的な事実に基づいた「本当に強い家」の真実を明らかにします。
実大振動実験とは、実物大の家を巨大な実験施設に建て、過去の大地震と同じ揺れを再現して、建物の安全性を検証するものです。
この実験は、耐震性能を最も客観的に証明する方法と言えます。
ある実験では、標準仕様で耐震等級3の住宅に、阪神・淡路大震災の200%(2倍)に相当する強烈な揺れを加えました。
結果は驚くべきもので、建物は倒壊はおろか、構造体に全く損傷が見られなかったのです。
この事実は、最高等級である耐震等級3が、理論上の計算だけでなく、実際に巨大地震のエネルギーに耐えうる圧倒的な性能を持っていることを科学的に証明しています。
熊本地震においても、耐震等級3の住宅は大きな被害を受けなかったことが報告されており、その有効性は現実の災害でも実証済みです。
「耐震等級3」は、もはやオーバースペックではなく、地震大国日本で家族と財産を守るための「標準装備」と考えるべきでしょう。

私たちREALIZE は、最高レベルの耐震等級3に対応しており、安心・安全な住まいを提供しています。
法律で義務付けられていること以上の対策を行い、防災拠点となる警察署や消防署と同レベルの「耐震等級3」を持つ構造躯体を提供しています。
これは、国が定める耐震レベルの最高等級です。
全棟で構造計算を完全実施しており、確かな根拠に裏付けされた「高耐震の住まい」を提供しています。
構造計算は、3階建て以上の住宅をはじめ、ビルやマンション建設などで法律で義務付けられているプロセスです。
私たちはREALIZE、安心・安全の住まいを提供します。

本当に優れたパートナーは、高い住宅性能を標準としながら、そこに住まう家族の「理想の暮らし」を形にする提案力を持っています。
耐震性はもちろん、夏は涼しく冬は暖かい「高気密高断熱」性能や、エネルギー収支をゼロにする「ZEH」仕様などは、もはや当たり前の基準です。
重要なのは、その先の「あなただけの価値」をいかに創造してくれるかです。
例えば、以下のような抽象的な要望を、具体的な設計に落とし込める会社こそが信頼できるパートナーと言えるでしょう。
優れた会社は、丁寧なヒアリングを通じて顧客の深層にある要望を掘り起こし、それを建築に落とし込みます。
無駄のない家事動線や、適材適所の収納計画、光と風を巧みに取り入れた心地よい空間設計など、専門的な知識と豊かな経験に基づいた提案が、日々の暮らしを想像以上に快適で安心なものへと変えてくれるのです。

この記事では、地震に強い家を実現するための基本的な知識から、具体的な作り方、そして信頼できるパートナーの選び方までを解説しました。
耐震性の確保は、単なる建築上の性能向上ではありません。
それは、日本という地震と共存する国で、かけがえのない家族の命と財産、そして心の平穏を守るための、最も重要で賢明な「投資」です。
この記事で得た知識が、あなたの漠然とした不安を解消し、具体的な行動を起こすきっかけとなれば幸いです。
まずは耐震診断の相談や、信頼できる工務店に話を聞くことから始めてみませんか。
家族の未来を守るためのその一歩が、揺るぎない安心へと繋がっていくはずです。

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