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バリアフリートイレを自宅にも!作る時の注意点は?

2024/01/10

目次

移乗方法も考えた上でトイレのプランを考える

トイレに行くまでの動線も大切

バリアフリーにおすすめのトイレ製品

まとめ

バリアフリートイレは公共施設などに設けられているトイレで、車椅子の人だけでなく様々な身体障害を持つ人が使いやすいように設計されています。

しかし、家庭のトイレをバリアフリー仕様にすることは難しい部分もあります。

公共施設は十分に広い面積を確保してバリアフリートイレを作っていますが、家庭であの広さのトイレを確保するのは大変ですよね。

そのため、家庭でバリアフリートイレをつくる場合はもっと小さなスペースで考えなければなりません。

そこで今回は、自宅にバリアフリートイレを作る場合の注意点について解説していきます。

 

移乗方法も考えた上でトイレのプランを考える

バリアフリートイレを作る際は、「移乗方法」も考慮した上でトイレの設計を行うことが必要です。

「移乗」とは、車椅子からベッド・トイレに移動する時の動作をいいます。

移乗する際に介助が必要な人もいれば、一人で移動することができる方もいます。

移乗方法によって、トイレの周りに必要なスペースや手すりの場所、種類なども変わってくるのです。

例えば一人で移乗できる人であれば、トイレの周りには車椅子が入るスペースだけあれば十分です。

しかし介助が必要な方の場合、介助者が入るスペースも考慮しなければなりません。

介助者が入るスペースも考えると、180cm×180cmくらいの空間を確保する必要があります。

空間確保が難しい場合は、廊下などのトイレの外のスペースも活用して介助ができる間取りを考えなければなりません。

 

トイレに行くまでの動線も大切

トイレのバリアフリーには注意を配る人も多いですが、トイレまでの経路についてのバリアフリーは見落としがちです。

トイレに行くまでがバリアフリーでなければ、体に障害のある人にとってはトイレに行くのが大変になります。

そのため、トイレの入り口は車椅子が入ることを想定して、最低でも85cmの有効開口を確保しなければなりません。

足が悪い人にとっては開き戸の方が使い勝手が良いのでおすすめです。

また、居室や寝室からトイレまでの距離はできるだけ短くし、段差を無くすようにしましょう。

手すりを取り付けるとより移動がしやすくなることもあるでしょう。

バリアフリーにおすすめのトイレ製品

たくさんのメーカーがトイレ製品を売り出していますが、中には体の不自由な方にも使いやすいトイレ製品があります。

 

例えば、ベッドの横に設置するベッドサイド水洗トイレ。

夜中にトイレに行く場合、寝ぼけた状態でトイレに行くと転倒する危険性もあります。

ベッドのそばにトイレを設置することで、すぐにトイレに行けて、転倒のリスクも下げることができます。

 

他にもおすすめのトイレ製品は、水回り用車椅子です。

これは車椅子に乗ったままでもトイレを使える製品です。

車椅子に乗ったままシャワーも浴びることができるので、水回りの利用がしやすくなります。

 

さらに、車椅子の高さと便座の高さを合わせて移乗しやすくする補高便座、トイレからの立ち上がりをサポートするトイレリフトなど、車椅子の人や体の不自由な方のトイレをサポートする製品がたくさんあります。

自宅の状況や身体の状態に合わせてこれらの商品を活用することで、よりトイレを楽に利用できるでしょう。

まとめ

公共施設などではバリアフリートイレが多く普及していますが、一般の住宅への普及はまだ十分ではありません。

特に建売住宅やマンションはバリアフリーを考えた設計になっていないことが多く、身体に不自由がある方にとって選択肢が少なくなってしまっています。

その点注文住宅は1から間取りを考えることができるので、車椅子のご家族がいる家庭でも、家族全員が使いやすい家を設計することができます。

今はトイレに不便を感じていなくても、将来を考えてバリアフリートイレを採用するのも良いでしょう。

バリアフリートイレに興味がある方は、一度家づくりのプロにも相談してみてはいかがでしょうか。

 

リアライズでは家づくりに関するどんな小さなお悩み事や相談事でも、ご質問受付・対応しております。

いつでもお気軽にご相談ください!

 

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