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新築時に考えておきたい、将来の入浴について
2024/05/19
日々の生活に欠かせないお風呂。
入浴することで心と体がリフレッシュされる効果があります。
体を清潔にするだけでなく、気持ちもすっきりさせることができるため、できることなら毎日お風呂に入りたいと思う人は多いのではないでしょうか。
しかし、体が不自由な方は入浴するのも大変です。
お風呂場は滑りやすいため、滑って転倒する恐れもあります。
また、入浴を介助する人にとっても安全とは言い難い環境です。
そもそも、被介護者と暮らす際の入浴の介助方法をよく知らないという方もいるのではないでしょうか。
今回は、入浴介助においてできる工夫、注意すべきことなどについて解説しています。
シャワーチェアとは、浴室での介助に使う椅子です。
一般的な椅子は被介護者にとっては座りにくく、足腰が弱っている方は立ったままのシャワーも大変に感じることがあります。
シャワーチェアがあれば、体への負担を最小限にして入浴を楽しめます。
シャワーチェアには、一般的な椅子のような形をした「固定タイプ」の椅子や、「車椅子タイプ」の椅子などがあります。
自力歩行ができる方なら固定タイプが、歩行が困難な方には車椅子タイプがよいでしょう。
車椅子タイプなら座ったまま移動できるので、被介護者も介助者も負担を減らすことができます。
他にも、肘掛けを上げて使えるものや、小さく畳めるタイプの椅子もあるので、被介護者の状態に合わせて選びましょう。
また、浴槽をまたぐのが大変なら、入浴台を使ったり手すりを浴室に設置したりなど、様々な工夫で被介護者の負担を減らせます。
ここからは、入浴を介助するときに注意すべき2つのことを紹介します。
冬は浴室と他の部屋とで温度差が出やすくなります。
浴室全体は寒く、その状態で熱いお湯に入浴すると、急激な温度差によって心筋梗塞などのヒートショック現象を引き起こす恐れがあります。
ヒートショックを起こさないためにも、入浴前に浴室を温めておくようにしましょう。
入浴の介助は介助者も大変な作業ですし、自宅の浴室の形状によっては介助が難しい場合もあります。
そんなときは、無理に自分たちで介助をせずに、デイサービスや訪問入浴介護サービスなどを利用するのもおすすめです。
要支援・要介護認定を受けているのであればデイサービスを利用できる場合もあるので、ケースワーカーと相談しながら決めていきましょう。
今は大丈夫でも、将来的に介護が必要になるなど問題が発生する場合もあります。
介護が必要になった時に自宅をバリアフリーにしようと思っても予算が足りなかったり、構造上難しかったりすることもあるでしょう。
認知症の場合、環境の変化によってさらに症状が進行することがあるので、その点も注意しなければなりません。
もしも新築住宅を建てる場合は将来の介護を見据えた上で対策するようにしましょう。
例えば、部屋の温度差が少なくなるように断熱性能を上げたり、段差をできるだけ無くしたり、床を滑りにくい素材にしたりと、様々なアイデアがあります。
バリアフリーを考えた家は小さい子供やペット、自分たちにとっても暮らしやすいです。
新築住宅を検討するなら、バリアフリーも考えてみてはいかがでしょうか。
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