近年人気の間取りの1つとして「回遊動線」があります。

回遊動線とは、部屋同士や廊下がつながり、行き止まりがなくスムーズに移動できる設計のことです。

家の中で移動がスムーズな分、家事効率が高まり、日々の暮らしやすさが向上します。

今回は、そんな回遊動線の特徴や、回遊動線をおすすめしたいご家庭について解説します。

回遊動線の間取りには、「動きやすい」「ストレスが減る」という2つの特徴があります。

回遊動線は住まいの中で行き止まりがなく、複数の通路が設けられています。

例えば、キッチンからダイニング、リビングを経て再びキッチンに戻れるルートがあるなど、回り道することなく効率的に家の中を移動できるのです。

キッチンでの家事がひと段落ついたらさっと洗濯機を回し、ランドリールームの衣類を取り込んでファミリークローゼットへしまい、再びキッチンに戻る、といったスムーズな移動ができるので、回遊動線は「動きやすい」のです。

また、回遊動線には、単純な「動きやすさ」以上に、家の中での人同士の移動がストレスなくできるというメリットもあります。

移動ルートがひとつではないため、例えば家事で忙しいキッチンを避けながらリビングに移動するといったことも可能になります。

どんな家庭やライフスタイルに回遊動線がおすすめなのか見ていきましょう。

家事を効率よく終わらせたい方

家事を効率よく終わらせたい方に回遊動線はおすすめです。

例えば水回りを回遊できるように設計すれば、料理や洗濯などの家事をスムーズにこなすことができます。

また、キッチン・リビング・ダイニングが回遊できる動線なら、料理の最中に他の部屋にも移動しやすくなります。

特に共働きなどで家事の時間があまり取れないというご家庭の場合、複数の家事を同時進行で進めていかなければならないことも多いですよね。

回遊動線の間取りであれば、そういった場合にも助かるでしょう。

小さい子供・高齢のご家族がいる家庭

回遊動線のある間取りは子供が自由に動き回れるので、活動範囲を広げることができます。

また、移動しやすい分、家事をしながら子供の様子を見やすいというメリットもあります。

一方、高齢のご家族がいる家庭なら、回遊動線でスムーズに移動ができる間取りにすることで足腰の弱くなった高齢の方の負担を減らせます。

手すりや滑りにくい床材を設置すると、より安全に移動が可能です。

来客が多いがプライベートスペースを見られたくない方

回遊動線は、来客が多い家庭にもおすすめの間取りです。

動線を工夫することで、パブリックスペースとプライベートスペースを分けることができます。

例えば、玄関からリビング・ダイニングへ続く動線と、客間へと続く動線に分ければ、リビング・ダイニングが散らかっていてもお客様に見られる心配がありません。

また、玄関から直接洗面所へアクセスできる動線などは、急な来客や帰宅時などに特に便利です。

回遊動線は、家をより便利に、効率の良い生活が送れるようにしてくれます。

家事を効率よく進めたい、子供や高齢の方と暮らしている、プライベートスペースを見られない間取りにしたい、そんな方は回遊動線を取り入れてみましょう。

回遊動線のある間取りを検討している方は、注文住宅のプロに相談してみてくださいね。

リアライズでは家づくりに関するどんな小さなお悩み事や相談事でも、ご質問受付・対応しております。

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