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家づくりの基本!耐震等級とは?地震に強い住まい選び
2024/12/25
地震大国の日本では、住まいの安全性が非常に重要視されています。
中でも、建物がどの程度の地震に耐えられるのかを評価する「耐震等級」は、年々注目度が高まっています。
今回は、耐震等級とは何か、耐震等級の基礎知識や等級による違いなどを解説します。
耐震等級とは、その建物がどれほどの地震に耐えられるかを示す指標のことです。
現在では「住宅性能表示制度」に基づいて等級が3段階に分けられており、耐震等級3が最高等級となります。
震度6〜7程度の地震で倒壊・崩壊しない基準のこと。
大規模な余震に対しては安全とは言い切れない。
建築基準法上の最低限度の耐震性を保証している。
耐震等級1の1.25倍の耐震性能。
学校などの公共性の高い建物に適用されている。
震度6強から7程度の地震に対しさらに安全性が高いとされている。
耐震等級1の1.5倍の耐震性能。
医療機関・消防署など災害時での活動が求められる施設に適用される。
一般住宅ではもっとも高い耐震性能。
最適な耐震等級を選択することにより、安全な家に住めるだけでなく様々なメリットも得られます。
等級が高ければ高いほど、地震への備えとして安心感があります。
実際に安全性も上がるので、家族を守ることにもつながります。
特に日本のように地震が多い国の場合、耐震等級3の家に住むことで、災害時の不安も和らぎ、安全な避難行動が取れるようにもなるでしょう。
「耐震等級の高い家=耐震性能の高い家」は、地震保険の割引対象になることが多いです。
耐震等級3の住宅の場合、保険料の割引率も高くなります。
耐震性能が高ければ、住宅ローンでも金利優遇が受けられる可能性もあります。
保険やローンの優遇を受けられることで、経済的なメリットも大きいです。
耐震性能の高い家を建てれば、万が一売却する際にも資産価値の高い家として高く売れる可能性があります。
将来売却することも考えている方は、耐震性能の高い家を建てることも検討してみましょう。
注文住宅では耐震等級も自分で選ぶことができます。
選ぶ際に、どのような点に注意して選べばよいかを見ていきましょう。
自分の家族構成や住んでいる場所などを考慮して耐震等級を選ぶのも重要です。
例えば、小さい子供やご高齢のいるご家庭なら、地震が起きた時の安全性をより高めるために耐震等級3を選ぶとよいと言えるでしょう。
万が一の災害時に家族の負担を軽減することにも繋がります。
また、地震の多い地域や過去に大きな地震が起きた地域なら、高い耐震性能が期待できる家にしましょう。
最高等級の耐震等級3を選ぶことで地震への備えができます。
注文住宅では自分の好みの間取りやデザインにできますが、耐震性能を確保するためにも構造の工夫が必要です。
例えば、バランスよく耐力壁を配置できるような間取りにすることで、地震にも耐えられる強い家づくりが可能です。
間取りを考える段階で耐震性を考慮しながら、耐力壁の配置を計画的に行うとよいでしょう。
耐震性能を高めると、建築コストも高くなります。
しかし、耐震性能の高い家は、家族の安全やローン・保険の優遇、資産価値の向上など、様々なメリットが得られるため、長期的に見るとコストパフォーマンスが良いと言えます。
とはいうものの、予算は限られているため、コストと耐震性能をバランスよく検討しましょう。
地震に強い家づくりを考える際、耐震等級は重要な指標です。
注文住宅であれば、自由な家づくりをしながら地震に強い家を設計することができます。
家づくりにおいて家族の安全は何より大切なことです。
家族が安心して快適に暮らせる家を作るなら、耐震性能にもしっかりとこだわりましょう。
地震に強い家を作りたい、という方はぜひ注文住宅のプロにご相談くださいね。
リアライズでは家づくりに関するどんな小さなお悩み事や相談事でも、ご質問受付・対応しております。
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