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リビング階段はアリ?ナシ?快適な間取りを考えるポイント
2025/04/22
リビング階段は、家の中心であるリビングに設置される階段のことで、注文住宅でも人気の高い間取りの一つです。
家族とのコミュニケーションが取りやすい一方で、デメリットもあるため、設置を検討する際には慎重に考える必要があります。
設置を検討する際にはデメリットも考慮した上で十分に考えなければなりません。
今回は、リビング階段のメリット・デメリット、そして快適な間取りにするためのポイントを詳しく解説します。
リビング階段は、必ずリビングを通る間取りになります。
そのため、子どもが帰宅した際に自然と顔を合わせる機会が増えます。
毎日顔を合わせるので「ただいま」「おかえり」などの親子の会話が生まれやすくなり、家族のつながりを深めることができます。
リビング階段を採用することで、吹き抜けを取り入れやすくなり、空間が広く見える効果があります。
特に、モダンなデザインの住宅では、階段がインテリアの一部となり、おしゃれな雰囲気を演出できます。
リビング階段を通じて空気が循環するため、家全体の温度が一定になりやすくなります。
冬場に暖房をつけた際も、階段を通じて暖気が2階に広がるため、家全体が暖かくなりやすいです。
メリットでもある空気の循環が、逆に冷暖房の効率を下げることにつながる場合もあります。
特に夏場は、2階の熱気がリビングに降りてきてしまい、冷房が効きにくくなることがあります。
そのため、外気の影響を受けにくくするための断熱対策や、室内の空気を循環させるシーリングファンの活用が重要です。
家族がリビングを通ることになるため、個々のプライバシーを確保しにくい場合があります。
例えば、リビングで来客対応をしていると2階からリビングに降りづらい可能性も。
また、家族が寝ている真夜中に階段を使用すると、物音が響きやすいというデメリットもあります。
リビング階段は仕切りがないため、調理中のにおいが2階へ広がりやすくなります。
また、生活音も響きやすいため、自室で勉強・仕事をしているときに気が散ってしまう可能性があります。
リビング階段のある間取りでは、断熱性の高い窓を使用したり、シーリングファンを設置したりすることで、空気の流れを調整できます。
また、吹き抜け部分にカーテンやロールスクリーンを設けることで、冷暖房の効率を高めることができます。
リビングの一角に階段を配置する際には、完全にオープンにせず少し壁を設けるのもおすすめです。
壁があることで目隠しとなり、プライバシーを確保しながら開放感も維持できます。
また、リビングを通らずに2階へ行ける裏動線があると、来客時や家族の状況をみながら気兼ねなく上下階への移動ができます。
階段の素材を防音性の高いものにする、またはカーペットや防音マットを敷くことで、足音の響きを軽減できます。
特に夜間の利用を考慮し、音の伝わりにくい設計にするのがポイントです。
リビング階段は、家族のコミュニケーションが増えたり、空間を広く見せたりするメリットがあります。
ただし、冷暖房の効率やプライバシーの確保といった課題も解決しなければなりません。
快適な住環境を実現するためには、設計士とともに間取り・設備の工夫を考えましょう。
リビング階段を採用すべきか迷ったら、ぜひ注文住宅のプロにご相談くださいね。
リアライズでは家づくりに関するどんな小さなお悩み事や相談事でも、ご質問受付・対応しております。
いつでもお気軽にご相談ください!
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