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タイルデッキを守るメンテナンス術&季節のケアポイント
2025/06/01
家を建てるときの楽しみのひとつに「外空間のデザイン」があります。
中でも、家族や友人と楽しむためのスペースとして、タイルデッキは人気があります。
しかしせっかくのデッキも、メンテナンスを怠るとすぐに汚れたり傷んだりしてしまいます。
そこで今回は、タイルデッキを美しく保つためのメンテナンス術を紹介します。
タイルデッキを美しく保つ基本は、やっぱり定期的な清掃です。
外のスペースだからといって、掃除をサボるのはNGです。
週に1回程度、ほうきやちりとりで砂やホコリを取り除くだけでも、見違えるほどキレイになりますよ。
また、特に気をつけたいのが、タイルの目地の部分です。
ここに汚れがたまると、見た目が悪くなるだけでなく、雑草が生えたりカビが発生したりする原因にもなります。
デッキブラシを使い、目地の汚れもしっかり落としましょう。
月に1回程度は、水洗いをしましょう。
ホースで水をかけ、デッキブラシでこすれば、普段の掃除では落としきれない汚れも落とせます。
頑固な汚れには、中性洗剤を薄めて使うのもよいでしょう。
ただし、タイルを傷める可能性があるため、強アルカリ性や酸性の洗剤は避けましょう。
水洗い後は、水切りワイパーなどでしっかり水を切り、十分に乾燥させることが大切です。
水が溜まったままになると、カビや苔が発生する原因となります。
タイルデッキを長持ちさせるなら、シーリング剤の塗布がおすすめです。
シーリング剤は、タイルの表面に薄い保護膜を形成し、汚れや水分の浸透を抑制する効果があります。
DIYが得意な方であれば、自分で塗布することもできます。
シーリング剤の塗布のタイミングとしては、タイルデッキ設置後およそ半年から1年後、その後は2~3年を目安に行うのが理想的です。
ただし、使用頻度が高い場所や雨風などの影響を受けやすい場所では、もう少し短い間隔で塗布する必要があるかもしれません。
タイルデッキの美しい状態を長く維持するためには、小さな傷やひび割れを早期に発見し、適切な対処を施すことが大切です。
定期的に目視点検を行い、異常を見つけたら放置せずに対応しましょう。
軽微な傷であれば、市販の補修キットを用いて自分で修繕することも可能です。
また、特に注意が必要なのが、目地のひび割れです。
ここから水が浸入すると、タイルが浮き上がったり、凍結による破損の原因になったりします。
目地材の補修は専門的な知識が必要なので、気になる箇所があれば専門の業者に相談するのが最善の策と言えるでしょう。
タイルデッキのメンテナンスは、季節によってポイントが少し異なります。
春は花粉や黄砂の付着が気になる時期です。
こまめに水洗いすることで、表面の汚れを防げます。
夏は強い日差しによって、シーリング剤の効果が弱まりやすくなります。
定期的なチェックと、必要に応じた再塗布を意識しましょう。
秋には落ち葉が排水口を詰まらせないよう、こまめな掃除を心がけることが大切です。
冬は、凍結によるひび割れやタイルの破損に注意が必要になります。
また、積雪地域では雪対策も欠かせません。
除雪作業の際は、タイルを傷つけにくいプラスチック製のスコップを使うと安心です。
なお、融雪剤はタイルの劣化を招くおそれがあるため、使用は避けるのが賢明でしょう。
DIYによるメンテナンスにも限界があります。
年に1回くらいは、プロによる本格的なメンテナンスを検討してみましょう。
高圧洗浄や特殊な洗剤を使った洗浄、プロ仕様のシーリング剤の塗布など、素人では難しい作業も安心して任せられます。
業者に依頼する際には、複数の業者から見積もりを取り、過去の施工実績や利用者の評判などをしっかりと確認しましょう。
費用は面積や作業内容によって変わりますが、長期的に見ればタイルデッキの寿命を延ばし、結果的にコスト削減につながります。
タイルデッキのメンテナンスは、一見面倒に感じるかもしれません。
しかし、定期的な清掃や簡単なケアを習慣づければ、そんなに大変な作業ではありません。
美しいタイルデッキは、ご家族でのバーベキューや友人との楽しい集まりなど、特別な時間を過ごすための素晴らしい空間となります。
また、タイルデッキを美しく保つことで、家全体の印象も格段に良くなるでしょう。
タイルデッキに限らず、理想の外空間を作りたいと思われたらぜひ、注文住宅のプロにご相談くださいね。
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