blog
【保存版】おうち時間、ペットともっと楽しく過ごす秘訣｜室内安全対策ポイントも解説
2025/11/28
近年では在宅ワークが広く普及したことから、愛犬や愛猫と過ごす時間が増えた方も多いのではないでしょうか。
ふとした瞬間に、「もっとこの子と楽しく過ごせないかな」「今のままで本当に幸せなのかな？」と感じることはありませんか。
日々の接し方がマンネリ気味になったり、漠然とした不安を感じたりするのは、ペットを深く愛している証拠です。
この記事では、そんなあなたのために、おうちでペットとの時間をより豊かにするための具体的なアイデアをご紹介します。
単なる遊び方だけでなく、コミュニケーションを通じて絆を深め、飼い主としての自信を持てるようになる秘訣が満載です。
さあ、あなたと大切な家族であるペットとの毎日を、もっと特別なものに変えていきましょう。
働き方の変化などで在宅時間が増え、ペットと一緒にいられる時間は確実に長くなりました。
これは飼い主にとってもペットにとっても、大きな喜びであるはずです。
しかしその一方で、常に一緒にいるからこそ、どう接すれば良いか分からなくなったり、関係がマンネリ化したりといった新たな課題も生まれています。
実は、ペットとの質の高い触れ合いは、私たちの心にも良い影響を与えてくれるのです。
ペットと見つめ合ったり撫でたりすると、「幸せホルモン」とも呼ばれるオキシトシンが分泌されることが科学的にも証明されています。
このホルモンは、ストレスを軽減し、幸福感を高める効果があります。
つまり、ペットとの時間を大切にすることは、ペットだけでなく私たち自身のメンタルヘルスにも繋がるのです。
| 項目 | ペットとの触れ合いによる飼い主へのメリット |
|---|---|
| 精神的な安定 | オキシトシンの分泌により、ストレスが軽減され、安心感が得られる |
| 生活リズムの改善 | 散歩や食事の世話を通じて、規則正しい生活習慣が身につく |
| 孤独感の解消 | かけがえのない存在がいることで、心の支えとなり孤独感が和らぐ |
| 運動不足の解消 | 特に犬の飼い主は、散歩によって日常的な運動の機会が増える |
| 自己肯定感の向上 | ペットに愛情を注ぎ、お世話をすることで、必要とされている実感を得られる |
「この子は幸せなのかな」という不安は、多くの飼い主さんが抱えるものです。
言葉を話せないペットたちは、行動で自分の気持ちを伝えようとします。
もし、以下のようなサインが見られたら、それは「退屈だよ」「少しストレスを感じているよ」というメッセージかもしれません。
愛犬・愛猫の様子をチェックして、彼らの心の内を理解するヒントにしましょう。
これらのサインは、必ずしも深刻な問題を示すわけではありませんが、ペットとの関わり方を見直す良いきっかけになります。
| サインの種類 | 犬の場合 | 猫の場合 |
|---|---|---|
| 過剰な行動 | – 自分の尻尾を執拗に追いかける – 同じ場所をウロウロと歩き回る – 要求吠えや無駄吠えが増える |
– 過剰なグルーミングで毛が薄くなる – 意味もなく鳴き続ける – 夜中に突然走り回る（真空行動） |
| 破壊行動 | – 家具やスリッパなどを噛んで壊す – クッションやゴミ箱をひっくり返す |
– 壁や家具で過剰に爪とぎをする – ティッシュやトイレットペーパーを散らかす |
| 食欲の変化 | – 急に食欲がなくなる – 逆に食べ過ぎる（盗み食い含む） |
– ご飯を食べなくなる、または残す – ストレスによる過食 |
| 体を使ったサイン | – 体をしきりに掻く、舐める – あくびを頻繁にする – 体をブルブルと震わせる |
– トイレ以外で粗相をしてしまう – 飼い主から隠れて出てこない – イカ耳（耳を横に倒す）になる |
| 飼い主への態度 | – しつこく構ってほしがる – 逆に無気力で、呼びかけに反応しない |
– 攻撃的になる（噛む、引っ掻く） – 飼い主を避けるようになる |
ペットのストレスサインに気づいたら、次はおうちでの過ごし方を見直してみましょう。
特別なことをする必要はありません。
いつもの日常に少し工夫を加えるだけで、ペットとの時間はもっと豊かで楽しいものに変わります。
ここでは、マンネリを解消し、ペットとの絆をグッと深めるための5つのアイデアをご紹介します。
「なぜそれがペットにとって良いのか」という視点も交えながら、一つずつ詳しく見ていきましょう。
犬や猫は本来、獲物を探し、頭を使って手に入れるという狩猟本能を持っています。
知育トイは、その本能を安全に満たしてくれる素晴らしいアイテムです。
おやつを隠せるタイプのおもちゃは、ペットが「どうすれば取れるか」を考え、鼻や前足を使って挑戦することで、脳に良い刺激を与えます。
これは、退屈を解消し、自信をつけさせるのに非常に効果的です。
市販のものを活用するのも良いですが、まずは身近なもので試してみるのもおすすめです。
| 種類 | メリット | デメリット | 具体例 |
|---|---|---|---|
| 市販の知育トイ | – 耐久性が高く安全に配慮されている – 難易度が様々でステップアップできる – 仕組みが凝っていて飽きさせない |
– 費用がかかる – ペットの好みでなければ無駄になることも |
– おやつを詰めるゴム製のおもちゃ – 複数のパーツを動かしておやつを探すパズル型トイ |
| DIY知育トイ | – 費用がかからない – 家にあるもので手軽に作れる – 飽きたらすぐに新しいものに変えられる |
– 誤飲や破損の危険性に注意が必要 – 飼い主が安全性を常に確認する必要がある |
– 空のペットボトルに穴を開け、フードを入れる – タオルにおやつを数個隠して探させる |
DIYトイで遊ぶ際は、必ず飼い主の目の届く範囲で行い、ペットが部品を飲み込んでしまわないように注意してください。
トリックトレーニングは、単なる芸を覚えさせるだけではありません。
飼い主が指示を出し、ペットがそれにこたえるというプロセスを通じて、互いの信頼関係を築く絶好のコミュニケーションになります。
「できたね！」と褒められる成功体験は、ペットの自信に繋がります。
簡単なものから少しずつ挑戦し、一緒に達成感を味わいましょう。
| 難易度 | トリックの例 |
|---|---|
| ★☆☆（かんたん） | – お手、おかわり – 伏せ – ハイタッチ |
| ★★☆（ふつう） | – ゴロン（体を横に倒す） – 回れ（その場で一回転） – 鼻パク（鼻に乗せたおやつを食べる） |
| ★★★（むずかしい） | – バーン（撃たれた真似で倒れる） – お片付け（おもちゃを箱に戻す） – バック（後ろに下がる） |
トレーニングを成功させるには、いくつかのコツがあります。
以下のポイントを意識してみてください。
優しく体に触れるマッサージは、ペットをリラックスさせ、心を通わせるための素晴らしい方法です。
気持ちの良いスキンシップは、飼い主とペット双方のオキシトシン分泌を促し、深い安心感と絆を生み出します。
また、日常的に体に触れることで、しこりや皮膚の異常、痛みなど、ペットの健康状態の変化にいち早く気づけるという大切なメリットもあります。
まずはペットがリラックスしている時に、優しく声をかけながら始めてみましょう。
| ペットの種類 | 喜ぶマッサージポイント | 注意点 |
|---|---|---|
| 犬 | – 耳の付け根を優しく揉む – 眉間から鼻筋をゆっくり撫でる – 首の後ろから背中にかけて撫でる – 胸の中心を円を描くように撫でる |
– 足先やお腹は嫌がる子もいるので様子を見ながら – 強く押しすぎないように注意する |
| 猫 | – 顎の下を指の腹で優しく掻く – 頬や額をゆっくり撫でる – 首の後ろを軽く揉む – しっぽの付け根を優しくトントンと叩く |
– しつこく触られるのを嫌うことがある |
マッサージの基本は、ペットが「気持ちいい」と感じることです。
嫌がる素振りを見せたら無理強いせず、その子が喜ぶポイントを探してあげてください。
雨の日や散歩に行けない時でも、家の中で楽しく運動できるのが「インドア・アジリティ」です。
家にあるものを障害物に見立てて、簡単なコースを作ってみましょう。
飼い主の指示に従って障害物をクリアすることで、運動能力だけでなく、集中力や思考力も養われます。
大切なのは、安全に楽しめるように配慮することです。
滑りやすいフローリングの場合は、マットを敷くなどの工夫をしましょう。
| 用意するもの | アジリティの例 | 作り方と遊び方 |
|---|---|---|
| クッションや枕 | ミニハードル |
クッションを2、3個並べて、それを飛び越えるように誘導する 「ジャンプ！」などの声をかけると良い |
| 大きめの段ボール | トンネルくぐり | 段ボールの上下を開いてトンネル状にし、「トンネル！」と言いながら反対側からおやつで誘導する |
| 椅子やスツール | スラローム |
椅子をいくつか並べて、その間をジグザグに歩くように誘導する 飼い主が一緒について歩いてあげると分かりやすい |
| タオルや毛布 | かくれんぼ |
タオルの下におやつを隠し、「探して」と指示して見つけさせる 嗅覚を使う良いトレーニングになる |
インドア・アジリティで遊ぶ際の注意点は以下の通りです。
ペットと同じ空間でくつろぐ時間は、何物にも代えがたいものです。
しかし、スマホを片手に撫でているだけでは、本当の意味で心は通い合っていないかもしれません。
「質の高いゴロゴロタイム」とは、意識を完全にペットに向ける時間のことです。
この時間は、言葉を超えたコミュニケーションを生み出し、ペットとの絆をより一層深いものにしてくれます。
1日にたった5分でも良いので、意識的に作ってみましょう。
|
普通のゴロゴロタイム
|
質の高いゴロゴロタイム
|
|---|---|
|
– テレビやスマホを見ながら、片手間で撫でる
– 同じ部屋にいるが、お互いに別のことをしている – 飼い主の意識は他のことに向いている |
– スマホやテレビを消し、ペットだけに集中する
– ペットの呼吸に合わせて、自分の呼吸を整える – ペットの心音に耳を澄ませてみる – 目をしっかり見て、ゆっくりと瞬きを返す（特に猫に有効） – 優しく名前を呼びかけ、体の温もりを感じる |
この静かな時間は、ペットに「自分は大切にされている」「ここにいて良いんだ」という絶対的な安心感を与えます。
そして、飼い主自身も日々の喧騒から離れ、心を落ち着かせるマインドフルネスの効果を得ることができるでしょう。
ペットを飼い始めて間もないと、「自分は良い飼い主だろうか」と不安になることがよくあります。
特にSNSなどで他の飼い主さんの完璧に見える暮らしぶりを見ると、つい自分と比べて落ち込んでしまうかもしれません。
しかし、心配する必要はありません。
飼育経験が浅いことは、決して弱みではないのです。
むしろ、それを「強み」と捉え直すことで、あなたらしい素晴らしい関係を築くことができます。
経験が浅いということは、裏を返せば「先入観がない」ということです。
ベテランの飼い主さんが見過ごしがちなペットの些細な変化にも、新鮮な目で気づくことができます。
「経験不足」を「これからたくさん吸収できる伸びしろ」と捉えましょう。
ペットの表情や仕草の一つひとつが、あなたにとって最高の教科書になります。
分からないことがあれば、積極的に学ぶ姿勢が大切です。
大切なのは、学び続ける意欲です。その姿勢こそが、あなたを「良い飼い主」へと成長させてくれます。
ペットとの暮らしに、唯一の「正解」というものはありません。
犬や猫にも一頭一頭個性があり、性格も好みも全く違います。
他の誰かと比べる必要は全くありません。
経験が浅いからこその「柔軟性」を活かして、目の前の愛犬・愛猫とじっくり向き合いましょう。
試行錯誤しながら、あなたとペットだけのオリジナルのルールやコミュニケーション方法を見つけていく過程こそが、何よりも尊いのです。
| 他人と比べてしまいがちなこと | 大切にすべきこと |
|---|---|
| – 他のペットのようにお利口ではない – 立派なペットグッズを揃えられない – SNS映えするような生活ではない |
– 目の前のペットが何に喜び、何を嫌がるか |
完璧な飼い主を目指す必要はありません。
愛情を持って、日々ペットと向き合い続けるあなたこそが、その子にとって世界で一番の飼い主です。
ペットとのコミュニケーションと同じくらい大切なのが、彼らが安心して過ごせる「住環境」を整えることです。
特に在宅時間が増えると、これまで気づかなかった家の中の危険箇所が見えてくることもあります。
ここでは、ペットが心からリラックスでき、安全に過ごすための環境づくりについて、具体的なチェックポイントをリストアップしました。
この機会に、おうちの中を再点検してみましょう。
「ケージに長時間入れるのは可哀想」と感じる方もいるかもしれません。
しかし、正しく使えば、ケージやサークルはペットにとって「誰にも邪魔されない安心できる自分だけの部屋」になります。
大切なのは、ケージを罰を与える場所ではなく、ポジティブな場所として認識させることです。
来客時や災害時など、いざという時にペットの安全を守るためにも、日頃から慣れさせておきましょう。
| 間違った使い方（罰の場所になる） | 正しい使い方（安心の場所になる） |
|---|---|
| – いたずらをした罰として閉じ込める – 飼い主の都合で無理やり入れる – 中に楽しいものが何もない |
– ご飯やおやつは必ずケージの中で与える – お気に入りのおもちゃや毛布を入れてあげる – 飼い主が「ハウス」と優しく声をかけて誘導する – 扉を開けっ放しにして、自由に出入りできるようにする |
日頃からケージの中で良い経験をさせてあげることで、ペットは自ら進んで入るようになります。
それは、ペットがその場所を心から安心できるパーソナルスペースだと認識している証拠です。
人間の赤ちゃんと同じように、ペットにとっても家の中には意外な危険が潜んでいます。
好奇心旺盛な彼らは、何でも口に入れたり、思いがけない場所に入り込んだりします。
ペットの目線に立って部屋を見渡し、危険がないかチェックしましょう。
以下のリストを参考に、安全対策を見直してみてください。
| 危険が潜む場所 | 具体的な危険物 | 対策方法 |
|---|---|---|
| キッチン・ダイニング | – 人間の食べ物（玉ねぎ、チョコなど） – ゴミ箱の中身- 洗剤、薬品類 |
– ペットが届かない場所に保管する – ゴミ箱は必ず蓋付きのものにする – キッチンにはゲートを設置して入れないようにする |
| リビング | – 電気コード、コンセント – 観葉植物（種類によっては有毒） – 小さなアクセサリー、小物類 |
– コードはカバーで覆うか、家具の裏に隠す – ペットに無害な植物を選ぶか、届かない場所に置く – 小さなものは蓋付きのケースに収納する |
| 玄関・窓 | – 脱走の危険 – 殺虫剤、靴用の消臭スプレー |
– 玄関や窓に脱走防止のゲートやネットを設置する – 化学薬品はペットがいない場所で使用し、しっかり換気する |
| 床 | – フローリングでの滑り | – 滑り止めのワックスを塗る – ラグやコルクマットを敷く – 足裏の毛を定期的にカットする |
これらの対策は、ペットの命を守るために非常に重要です。
一度設定して終わりではなく、定期的に見直す習慣をつけましょう。
ペットは、家族の一員。
だからこそ、彼らが安心して過ごせる空間づくりは、家づくりの大切なテーマのひとつです。
堺市のリアライズでは、建築家と一緒に、犬や猫の習性・動線・安全性まで考慮した「ペット共生住宅」の設計が可能です。
たとえば、
など、“人もペットも心地よく暮らせる家”を、デザインと性能の両面からご提案しています。
おうち時間が増えた今だからこそ、
ペットと過ごす時間を「もっと楽しく、もっと安心」に変えてみませんか？
リアライズでは、無料の家づくり相談も随時受付中です。
あなたと大切な家族の毎日を、もっと幸せにする住まいを一緒に考えましょう。
この記事では、おうちでペットとの時間をより豊かにするための、コミュニケーションの秘訣や環境づくりのポイントをご紹介しました。
大切なのは、ペットのサインに気づき、彼らの心に寄り添うことです。
ペットとの関係を深めることは、単にペットを幸せにするだけではありません。
彼らの存在は私たちの日常に癒やしと彩りを与え、生活の質（QOL）そのものを高めてくれます。
完璧な飼い主である必要はありません。
明日から、まずは1日5分、スマホを置いて愛犬・愛猫と向き合う時間を作ってみませんか。
その小さな一歩が、あなたとペットを最高のパートナーへと導いてくれるはずです。
CONTACT
